【レビュー】NIKE HYPERREV 2016 EP
シューズレビュー3足目、今回はレビューするのは
NIKE HIPERREV 2016 EP
実はこのモデル、前のブログで紹介していました。冒頭からこういうのを言うのもなんなんですがツーリングがあまり自分の好みではなく、半年以上前に手放してしまいました笑
いやいや、決して悪いシューズではありませんよ!その証拠にNBAでは昨シーズンのモデルでもあるにも関わらず、着用しているプレイヤーもいましたし!
とまぁ冒頭からややネタバレが入りましたが、まずは簡単に概要から入っていきたいと思います。
概要
2014年から続くハイパーレブシリーズの第3作目 。
広告塔はゴールデンステイト・ウォーリアーズのドラモンド・グリーン。またオーランド・マジックのアーロン・ゴードンが着用したことで「ある事」が話題になりました。後述しますが。
今回選んだカラーリングはオールレッド。フラグメントとのコラボやPEモデルなど多彩なカラーリング展開がされたモデルでもありました。
では早速レビューを。
トラクション
ソールパターンは菱形を敷き詰めたヘリンボーンパターン。
アウトソールのラバーの粘性は高め。ということもあり埃が付着しやすい。その為、スリップします。
また拭いても拭いても埃が付着するのでクリーンコート以外での使用は個人的にはきついなと思います。
クッション
(前足部、薄く"ZOOM"と文字が浮き出ています。)
今作は前作同様、ヒールとフォアにズームエアが搭載されています。
フォアのエアの主張は強く跳ね返りも良い。対してヒールはあまり感じず‥ここも前作同様ですね笑
そのためジャンプの際のフォアフットからの着地でもしっかりAIRの恩恵を感じることができます。
また前足部はフラットなソールと思いきや、少しエアが出っ張っているような感覚があります。しかしエアの面積が大きいため、ぐらつくような感覚は無く良好な接地感です。
マテリアル
厚いメッシュ素材が使われているため夏場は少し気になる程度に蒸れると予想されます。 通気性に関しては平均レベルかと。
重さは27.5cmで366g。作りもゴテゴテしていてAIRも搭載したモデルとしては軽い方なのでしょうか?
フィット
今作は足首までスリーブが伸びたデザイン。
これがまた履きにくい‥。しかも履き口が狭いわりに踵の収まりはあまり良くない。抜ける感覚があります。
前足部はこのシューズの最大の特長でもあるストラップの下にはシューレース連動のベルト(フライウェブ?みたいな何か)がしっかり締め付けてくれてなかなかのフィット感です。
ちなみに肝心のストラップは効果なし、以上です。
あとEPモデルというのもあるのでしょうが足幅は非常に広いです。ゲルフープのワイドタイプをイメージして頂くとわかりやすいかと。
私は足幅広めの日本人足ですがそれでも横幅が余りました。そのためプレー中に内部で足がブレブレになってしまいます。
サポート
冒頭でも申し上げた通り、ナイキバスケットボール史における「珍事」と言っても過言でもない事件。アーロン・ゴードンの履いていたこのモデルがプレー中に裂けるという‥。よく見るとミッドソールが裂けています。
私はプレー中にシューズの剛性に対して不満を持ったことはなかったです。
そりゃ100kg近いゴリゴリのNBAプレイヤーが履いたら話は別でしょうが、一般人、ましてやライトプレイヤーの私が履いてもスクラップになることはまずないでしょう。
また剛性以外で不安な点が一点。前欄の通り最高に履きにくい足首のスリーブは固定感は一切なくローカットのような履き心地です。足首に不安がある方はサポーターを着けた方がいいかと‥その場合もっと履きにくくなると思いますが‥。
オーバーオール
- グリップ性 6/10
- クッション性 8/10
- 接地感 8/10
- フィット感 7/10
- サポート性 8/10
- 通気性 7/10
- 耐久性 8/10
- 軽量性 8/10
- ジャンプ・ダッシュ 7/10
- コストパフォーマンス 7/10
TOTAL SCORE : 74点
目を引く大きなストラップ、左右非対称の斬新なデザイン。見た目は今までに無いような感じだが性能自体は「普通」。
ただしこの価格帯のシューズはハイパーダンクやハイパークイックネスなど素晴らしいプロダクトが多数あります。
その中では「一歩劣る」かなぁと。
以上、ハイパーレブ2016のレビューでした。